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人気ゲーム実況者「CO-DA」が考える「謎解き力」とは?

2019年5月22日

「謎解き力」とはなんでしょうか。謎検では「たくさんの“解”の可能性を思いつける力」と考えてますが、それは1つの側面でしかありません。これまでの謎検で好成績を叩き出し、仕事や学業の面でも活躍されているトップランナーの方々に、謎解き力の本質、その応用の仕方を伺いました。

第3弾は、人気ゲーム実況者/YouTuberの CO-DA(コーダさん)。第2回〜第4回の謎検を受検。ニコニコ動画にゲームのプレイ動画を上げ始めたことをきっかけに実況者としての活動を開始。ゲーム実況だけでなく、ラッパーとして活躍する一面も見せるCO-DAさんが考える「謎解き力」とは?

CO-DAさん

■キッカケは両親と行ったリアル脱出ゲーム

― CO-DAさんが初めて取り組んだ「謎解き」を教えてください

2013年の夏頃に開催された『東京爆弾包囲網からの脱出』というリアル脱出ゲームです。両親と一緒に行きました。

― ご両親と一緒にですか

たまたま両親が東京に遊びに来ていたとき、赤坂サカスに行ってみたんですね。そこでちょうど『東京爆弾包囲網からの脱出』の呼び込みをしていて。時間もあるしやってみようかな、とー緒にふらっと入ってみました。

―リアル脱出ゲーム自体にもともと興味はあったのですか

いえ。名前は聞いたことがある、という程度の認識ですね。何となく「部屋の中に閉じ込められてから、体を使って脱出するゲーム」くらいに思っていました。でも、実際には体ではなく頭を使って謎を解くゲームで、初めての挑戦では最終問題にたどり着くこともできませんでした。それが本当にすごく悔しくて。

だからその後、ほかにどんなリアル脱出ゲームがあるかと調べ、謎解きゲームにはまっていた友だちと一緒に挑戦に行くなど、どんどんのめり込んでいきました。

― これまでのリアル脱出ゲームの中で、印象に残っているものは何でしょうか

個人的には『潜水艦ポセイドン号からの脱出』です。

このゲームでは「ここまで行けばとりあえず脱出成功」みたいなポイントがあるのですが、本当の脱出はもう一段階先にあります。そこに気づかず終わってしまう人たちが大多数という中、僕たちのチームは本当の脱出のための突破口を探していたんですが、そこで僕がひらめくことができたんですよ。あの瞬間、謎を解けたという純粋な喜びと、みんなが失敗しているのに自分は成功できたという優越感とで、とにかく嬉しかったのを覚えています。それが僕の中での一番のリアル脱出ゲーム体験ですね。

物語として一番良かったと思うのは、『君は明日と消えていった』です。思わず謎を解いていることを忘れて涙がポロリと出てしまうくらい、その世界観に入り込んでしまいましたね。


■謎検は受け終わった後も楽しい

― 謎検に参加をしようと思った理由は何ですか

自分の謎解き力がどれくらいかを試したいと思っても、謎解き力を測る方法って他にないですからね。また、第一回の謎検が終わった後「100点取れた」「今回60点だった」みたいな投稿がSNS上で盛り上がっていたのを見て、祭りっぽくていいなぁ、自分も参加したいなぁ、と。

―謎検自体の面白さは、どういうところにあると思いましたか

ひらめいたときの嬉しさや謎が解けたときの感動を味わえるのは、やっぱり楽しいですからね。謎を解くのが好きな人こそ、謎検をやるべきではないでしょうか。

謎検独自の魅力としては、60分という短い時間で、とにかくたくさんの謎が迫ってくるところにあると思います。「一度にたくさんの謎を解かないといけない」という状況はリアル脱出ゲームでは味わえない謎解きパターンですし、謎に迫られる、という日常生活のなかではなかなかない状況が体験できるのも面白いですね。

あと、個人的には検定が終わった後の見直しタイムが良かったです。問題の答えを見ながら「ああ、なるほど」と自分の回答をチェックしていくというのは、新しい種類の楽しさの発見でした。だから第5回の謎検が待ち遠しいですね。


■企画をつくるときに活かされている謎解き力

―謎解きで培われた力は、普段どんな場面で活かされていると思いますか

僕の場合は主に企画づくりの場面ですね。最近「よつばぎるど」というグループでも活動をしているのですが、視野を広げたり視点を変えたり、とにかくいろいろな角度でアイデアの提案ができるのは、謎解きで鍛えられた力があってこそだと思っています。

動画のタイトルやサムネイルを先に考え、逆算して企画をつくることも多いのですが、そういう「ゴールから逆算して企画を立てる習慣」が自然と身に付いたのも、謎解きのおかげではないでしょうか。

― 謎解き力は、CO-DAさんにとってどういうものでしょうか

「学校の基準では計測できなかった自分の力」ですかね。僕は小学生のころ、勉強がとにかく大嫌いで、当然成績も下のほうというような子でした。そんな僕が「学校の成績は良くなかったけど、僕にはこんな力があったんだぞ」と、初めて思えた力が謎解き力だったんです。

僕より学校の成績が良いという人はたくさんいますが、「でも謎解き力でいったら自分のほうが上だ」という誇りを持てるようになりました。

学校の成績が低いことで、落ち込んでしまったり何かを諦めている人は多いと思います。でも僕は、そういう人たちにこそ成績以外でも自分をアピールできる力はいろいろあることを知ってもらいたいですし、その力を探すための活動の一環として謎検に挑戦してもらうことで、何かの気づきや自信のようなものを得てもらえたらいいなと思います。

僕も、準1級、1級を目指して、次回の謎検を頑張りたいですね。


聞き手:石塚 健朗(SCRAP)

学生時代よりベンチャーキャピタルでスタートアップや大手企業の新規事業創出支援。新卒で面白法人カヤックに入社し、新規事業開発やクライアントワークのディレクターを担当。SCRAPでは、謎検含め新規事業開発のプロデューサーとして従事。@Takeroishi

執筆・構成:砂流 恵介

1983年、広島県生まれ。秋葉原でPCショップ販売員の経験を得て、日本エイサーへ入社。宣伝・広報を担当する。2013年12月退社。 手段を選ばないゲリラ的なPRを得意とする。現在は、BtoC企業を中心にPR業務やコンサルタント、WEBメディアでライター、ゲーム実況配信など、多方面で活動している。@nagare0313